++豆腐の由来++

「豆腐」という字は,「豆が腐る」と書きます。

「腐」の字の冠である「府」には「くら」という意味があります。
もともとは「庫」という字を冠にしていました。

「腐」は捕った獣の肉を庫に入れて,
保存しておく状態を表わした字です。

初めは死後硬直で固くなっている肉が,
食べられるくらいに柔らかくなってくることから,
のちに肉に限らず,柔らかいものを広く指すようになりました。

つまり,「豆腐」とは「柔らかい豆」という意味を持つそうです。

因みに,「納豆と名前が入れ替わった説」や,
「中国では腐らせて作っていた説」がありますが,
どちらも間違いです。


また,豆腐には「やっこ」という異名もあります。

これは江戸時代に,大名行列の先頭で槍を振っていた
奴さんの紋からとったそうです。

奴さんの紋は方形で、豆腐を四角く切ることを
「奴に切る」といいますが,それがいつしか豆腐そのものを指すようになったそうです。


また,冷や奴はもともと「冷ややか豆腐」というそうです。

「冷ややか→ひやっこい→やっこ」となまって,
その後豆腐を指すようになったそうです。

豆腐の別名は,他にも色々あります。
これらの名前は,昔の人の想像力や,
豆腐への親しみが込められているように思えます。




inserted by FC2 system